- 西瓜とコロナマスク
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2020.08.07 Friday
我が家の庭は、狭いながら家庭菜園にしてる。スイカを作りたいが、フツウのようにツルを地面に這わせる広さがない。そこで、ネットを垂直に立て、そこにツルを誘導して絡ませることを考えた。
果実を2個取る予定で苗も2本植えた。特別な手入れもなく、受精を手伝ったわけでもないが、予定通りそれぞれのツルに1個づつ結実した。
小玉西瓜だが、果実が大きくなるにつれ、それなりの重量が増す。ネットの方はともかく、果実につながるツルが、その重みに耐えるかどうか分からない。
それで、スイカが結実し、だんだん実が大きくなるのを確認してから、果実の底に、コロナウィルス用の使い捨てマスクをあてがった。果実が大きくなるにつれ、ゴム紐が伸びて果実を支えるだろうというのも、予想通りだった。
だが、誤算があった。
それぞれ大きくなった。収穫時期は梅雨明けごろだと思っていた。だが、今年の梅雨明けは遅れていた。収穫をやきもきして見計らっていたのだが、そんな時、ネットを支えていた横棒が折れ、ネットがぐったりとたわんでしまった。
小玉西瓜とはいえ、2個にもなるとかなりの重量になる。それで、ネットの上部で横に渡した棒が折れてしまうとは予想外だった。スイカ自体はマスクのおかげで無事だった。
スイカを予定通り亡き母の仏前に供えることが出来た。だが、収穫してから食べるまで、どのくらいもつのだろうか。お盆にはまだ間がある。いつ食べるか、それがあらたな問題ではある。
- ソラマメの観察
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2018.05.10 Thursday
ソラマメの花が咲いてしばらくすると、アブラムシがたくさんついた。
菜園管理は無農薬主義だが、初体験のソラマメで、さすがに放ってはおけないと思い、花用のスプレー殺虫剤をかけた。ところが、効かなかったのか、翌日もまだいる。それで、樹木の葉に付いた羽虫用の殺虫剤を撒くついでに、ソラマメにもかけてみた。
数日経って見ると、アブラムシはいなくなったが、花のあとが上の画像のようになっている。黒く萎びれたようになっている。
ところが、その後、中からソラマメの莢が現れてきた。
どうやら、ソラマメは、花がいったん枯れたように萎びれてしまうが、その中では確実にマメが生長していて、大きくなって限界を越すと、黒く巻いた枯れカラを破って、本体の莢がお出ましになる仕組みのようだ。
殺虫剤が強くてダメになってしまったとばかり思ったので、けっこう嬉しい。「空豆」の名の通り、莢が天を向いているのも面白い。
- キュウリの巻きひげ
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2016.06.24 Friday
木村秋則著「リンゴが教えてくれたこと」に興味深い話がある。
キュウリの巻きひげは5,6歳の子どもが指をだすと、全員の指に絡むのだそうだ。ところが、大人がやると、絡む人と絡まない人がいると言う。
著者は、キュウリに「この人は欲深い人だ」とか「やさしい人だとか」判定されているみたいだと述べている。そして、指に絡んでくるキュウリは曲がらずに全部まっすぐになるのだが、肥料を施すと絡まなくなるという。
私は、これが果たして真実なのかどうか、いつか試してみたいと思っていた。
上の画像が、そのキュウリの巻きひげ。しっかりと網に巻きついて茎を支えるだけでなく、実ったキュウリが大きくなって垂れても十分にたえる力がある。
絡んだところがバネのようになっていて、しかも返しのバネまである。この様子を見ると、キュウリに人物判定の知性があるのではと考える人がいても不思議ではない。
もともとの巻きひげは、下の画像のように空中をさ迷うに伸びている。これがどうやってバネ仕掛けになって絡むのか興味深い。
おそらく、この巻きひげが何かの拍子に、あるいは自ら探して、絡みつく対象に触れると巻きだすのだろう。
さらに言えば、何かに絡む前に、下の画像のように、バネ仕掛けの状態をあらかじめ作っておくのかもしれない。
木村氏が言う、「子ども」や「欲深くない大人」が指を出すと、巻きひげが絡んでくるというのはそういうことだろうと思う。
人の指に巻きつくまでに、どのくらいの時間が必要なのだろうか。その時間について木村氏は書いていないので、巻きひげで人物的判定ができるという彼の記述は、実証実験する上で問題があるのではないか。
まあ、私の指には絡んでこなかったから言うわけではないのだが・・・
ちなみに、私が初収穫したキュウリは、真っ直ぐではなく、三日月形だった。
- ジャガイモの花
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2016.05.06 Friday
数年前まで、畑を借りて家庭菜園をしていた。収穫の楽しさは格別で、それが忘れがたく、狭い庭に少しの野菜を作っている。
今年はジャガイモ(男爵)の生長が思ったよりよく、我が館林が全国一になった真夏日に、花が咲き出した。
菜園のときは花は摘んだ方が良いといわれた。確かに、先日のブログで取り上げた「大根の花」の場合は、早めに摘んでしまった方が良かったと思われる。それを放置していたら、ダイコンは繊維質が強くて、食えた代物ではなくなっていてがっかりした。
まあ。ジャガイモも花自体が面白いから、放っておこうかと思っている。
ジャガイモの花は、ナスの花とよく似ている。それもそのはず、ジャガイモはナス科ナス属なのだ。食するモノの外形から見ると、ナスとジャガイモが親戚だなんて信じ難いのだが・・・
- 行者ニンニクの花
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2015.05.20 Wednesday
先月、片品村の天王桜を見た帰り、「花咲の湯」に寄ったのだが、その玄関前で地元産物を売っていた。その中に行者ニンニクの苗があって、1ポット購入した。
苗は3本入っていたのだが、うまい具合に庭の隅に3本とも根付いた。
10日くらい前に、それぞれの株から花穂が1本ずつスゥーと長く伸びてきた。行者ニンニクはネギ科の植物なのだが、花穂の様子が葱坊主のようだったのは得心できた。それがようやく花開いたのだが、どうやらニラの花にも似ているようだ。
行者ニンニクはニンニク臭がするだけでなく、たいへん精力のつく山菜だと知識としては知っていた。しかし、ネットで調べてみると、成長はかなり遅いようだ。種を蒔いて、2枚葉になり茎が太って収穫できるまでに4〜5年はかかるのだという。
それじゃあ、株を増やして収穫し、たくさん食って精力をつけ、長生きをするという私の深謀遠慮もムダになりかねないなァ・・・
- 茗荷とイジメ
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2014.09.09 Tuesday
スーパーで売っているミョウガは、このところ3本入りパックで150円くらいする。最盛期は100円くらいだったから、そろそろ終わりの時期になっているのだろう。
冷奴にミョウガは私の定番な好みだが、ちょいと倹約しようと買わずにいたら、友人が今年最後だといって持ってきてくれた。
実は、私の庭にも家庭菜園から移した茗荷がある。移植した去年は生らなかった。今年は茗荷の葉が芽生えてきた春先から、もうミョウガを買わずにすむと楽しみにしていたのだが、お盆を過ぎても生えてこないので、今年もダメかとあきらめていた。
それに、庭の草むらは蚊の住処になっていて、無用心にしていれば、あっという間に数箇所も刺されてしまう。かゆいのはたまらないし、例の熱病も流行ってるしで、ここしばらく確認もしないでいた。
友人が帰ってから、今年最後と言うからには、まだ出てくる可能性があったんだと思い、蚊取り線香をいくつもぶら下げて覗いてみたら、なんと発芽したミョウガに花が咲いているではないか。ここ数日の雨模様で、茗荷もようやくミョウガを生やす気分になったらしい^^;
花が出ると、ミョウガは中がすけすけになり食味価値が無い。シマッタ、手遅れかと泣きべそで探したら、まだ花が咲く前のものがいくつか見つかった(画像)。
これぽっちの収穫でも、ほっこりした気分になれるってのはいいものだ。来年のミョウガが楽しみだ。
茗荷はお釈迦様の弟子のスリハンドクの墓に生えたものだそうだ。スリハンドクはたいそうなおバカさんで、自分の名前も忘れてしまうくらいだったとか。
それで他の弟子に馬鹿にされ、教団から出て行けと言われたそうな。いわば、今日でいうイジメであろうが、お釈迦様の教団でさえこれだから、イジメをなくすってのは容易なことではない。
ミョウガを食うとバカになるというから、バカをバカにするイジメには、ミョウガを食わせるという手が有効かもしれない。
それはともかく、イジメは人間の本性に具わるものだから、それを断ち切るには、鬼のごとき迫力がいると思っている。私は、教室内でのイジメは絶対に許さないと宣言しているが、どうやら、そんなときの鬼の面に、かつてのようなスゴミが欠けてきたようだ。教室にはブタのブスもスネゲやらゴリラやらいて、ときに陰湿なムードが漂うのを制止しなければならない。
子ども相手に気を使うのは死ぬほど疲れるし、人間丸くなってはオシマイと思うのだが・・・来年のミョウガどころではない^^;
- 初収穫のピーマン
- 西瓜
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2013.09.12 Thursday
家庭菜園として借りていた畑を、2年続けて夏草茫々にしたら、さすがに地主からクレームがきた。それは当然のことだから、謹んで土地をお返しすることになった。100坪からある畑を家庭菜園にすることが、仕事を持つ身ではそもそも無謀だった。
それでも、野菜をつくるという愛着は捨てがたく、狭い我が家の庭にナスやトマトやキュウリなどをそれぞれ数株づつ育ててみた。今年の夏の暑さでは、畑を維持していたら熱中症でやられたかもしれないと思えば、わずかであっても気が済むというものだ^^;
西瓜は毎年のよう大玉を作り、よそ様に差し上げたりしていたのだが、狭い庭では出来ない。それでラグビーボールのようで風変わりな小玉を1株だけでやってみた。1株で受精がうまくいくのかどうかダメモトでやったのだが、ご覧のような長さ17cm径11センチのものが、キュウリのために作った網にぶら下がった。
西瓜の蔓は、地をはって果実も地上に出来るものとばかり思っていたので、これは意外だった。もしかしたら、木にも登るかもしれないから、狭い庭でも西瓜だけでなく南瓜もうまくいくかもしれない。来年はそれを試してみようと思う。
- 菜園の現状
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2012.07.17 Tuesday
館林の昨日の気温は37,6度。今日は39,2度。いづれも全国一の最高気温だった。おとといの日曜日が何度であったか知らないが、この日も暑かった。
「暑い」というなら、館林の場合は「熱い」という字を使ってよいのではないだろうか。なにしろ、ちょっとしたといか、堂々たるというべきか、まごうことなき熱帯地なのだから・・・
そんな中、私の菜園にクレームが来た。ごらんのように、草茫々の荒地になっているからで、これを見て、防犯とかなんとかで文句を言う人もいるわけだ。
クレームを無視するわけにはいかない。なにしろ、本来は畑で、そのために借りている。今年は私的な事情で何もする気が起こらず放置してるにしても、草が生えていることで迷惑な人がいるのであれば、処理をしなければならない。それが社会的道義というものであろう。
しかし、命がけなのだ。なにしろ暑い。草刈機がないから、手作業でやるしかない。雑草とはいえ木質化した茎は鎌では歯が立たないから、植木の刈り込みバサミで1本1本ジョッキンジョッキンする。ぐっしょりの汗で1時間もやっていたら、気分が悪くなってしまった。
私が畑で倒れていたら、クレームさんも今後の人生の居心地が悪いだろうから、この際、道義よりも命を大切にすることにした^^;
- 家庭菜園 「サツマイモ」
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2011.10.06 Thursday
今、私の菜園は腰まである夏草で覆われ、ここに畑があるとは、知らない人が見たらちょいと分からないだろう。
こうなると、もう、冬野菜の準備も面倒になるのだが、せっかく苗を植えたサツマイモまでほったらかしてしまうのは、いくらなんでももったいない(^_^;)
それで、藪蚊対策にモウモウとけぶる蚊取り線香の携帯缶を腰にぶら下げ、蚊よけのスプレーをし、それでも、わくわくする子どもの気分になって芋掘りをした。
毎年同じ場所に作るせいか、年毎に太っちょに育つのが少なくなるようだ。サツマイモはかつては飢饉の際の救荒食料で作地を選ばずに育つ。とはいえ連作となると、やはり、土地がヤセルのかも知れない。
ひん曲がったのが多くなったようにも思う。耕す深さやきめの細かさとかにも問題があるのだろう。そろそろ人力だけではやっていけなくなるようだ。家庭菜園用の耕運機が欲しいと思うが、菜園そのものを続ける気力がいつまで続くことやら・・・。