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散歩道の発見 「カラスウリ」


多々良沼公園の赤松林には東西に駐車場がある。東にある駐車場は法面の上が篠竹のブッシュになっている。画像はそこにぶら下がっていたカラスウリだが、この植物は蔓でからんで育つので、少し藪になっているようなところが好みのようだ。

カラスウリの実が特に美しいとは思わないが、写真展で、白壁の土蔵を背景に赤いカラスウリがいくつかぶら下がっている、とても印象深い写真を見たことがある。以来、カラスウリを見ると撮りたくなるのだが、私のは記録画像ではあっても、芸術写真はなかなか・・・^^;

カラスウリの花は夏の夜になって開き、明け方になるとしぼんでしまう。白糸でできたレースのように開き、これがカラスウリかと驚くほど美しい。これを撮れば芸術写真になるかも・・・ 

カラスウリは烏瓜と書く。カラスの好物だからというのだろうが、実際にはそうでもないらしい。まあ、カラスは悪食だから、餌がなければ何でも食うだろう。たまたま、カラスがカラスウリを食うところを目撃し、名付けられたとしてもおかしくない。



上の画像は、カラスウリから取り出した種子。1個の実の中に14個のたねが出来ていた。

種の形が面白い。これを『カマキリの頭』という人もいるが、『打ち出の小槌』と見る人は、財布に入れたりもするらしい。
私なら、もちろん、後者だと思いたいが、財布に入れる趣味はない^^;
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 18:51
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散歩道の発見 「白鳥の知恵」


画像は多々良沼で、親子が白鳥や鴨に食パンの餌をやっているシーン。

この3羽の白鳥は今年北帰行せずに、多々良沼にまるで留鳥のようにとどまっていた。館林の夏の暑さにも耐えきたのだが、まもなく、なつかしい仲間とも再会できるに違いない。

ふだん見慣れていると、なんでもないシーンなのだが、白鳥が陸に上がり餌をもらっているいるのは、親子に気を許しているというより、かなり腹を空かしているのかもしれない。

ところが、次の場面で驚いた。

白鳥は、もらったパン切れを、嘴にくわえ、水辺に戻り、長い首を伸ばし、水にパンをひたし、それから飲み込んでいる。

1羽だけがそうするのかと眺めていたら、3羽ともパンを水にひたすのだ。

多々良沼以外の白鳥でも、このような行動が見られるのか興味深いのであるが、たいていの白鳥の餌付け場所では、彼らは水からあがってこないだろう。だから、餌は当然ながら水面に投げられる。それゆえ、仮に硬いパンでも柔らかく食べられるはずだ。

したがって、画像のように、陸上でもらったパンを水に浸して食べる行動は、多々良沼の彼ら3羽が獲得した知恵のように思うのだが、いかがだろうか?
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 16:28
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散歩道の発見 「ソヨゴ」


画像は、ソヨゴの実。県立館林美術館の南の外周土手上に植栽されているネズミモチの間に、控えめに何本かある。ネズミモチはモクセイ科、ソヨゴはモチノキ科なので、なんだか名前が入れ違いのようで妙な気がする。

「冬青」と書いて「ソヨゴ」と読ませる。 常緑樹なので冬も葉が青いからだとしても、ソヨゴだけが青いわけではない。しかし、「万年青」と書いて「オモト」と読ませるようなものだろうから、あまり深くは考えないことにしよう^^;

では、「ソヨゴ」とはどういうことかというと、『葉が風にそよいで音がするから』だそうだ。確かに、葉の柄が1,5兪宛紊△襪里如風に揺れる葉と葉が、当たったりこすれたりして音が出るかのように思われる。
しかし、私が観察する限りだが、他の木とは違っている特徴的な音がするようには思われない。ちょっとくらいの風では音はしない。小枝を手に持って揺らしてみたが、これがそうだと思われる特別な音がするでもなく、ふつうにガサガサいう感じだった。

そこで私が思うには、画像のように、小さなソヨゴの実は長い柄についているので揺れやすい。これが風などで揺れる様子を、「そよぐ」と見たからではないか・・・果実=種子=子だから、「そよぐ子→ソヨゴ」ではないかと思うがどうだろう?

また、ソヨゴの別名をフクラシバという。葉を燃やすと、プクッと膨れるからだそうだ。
焚き木の柴から「膨柴」と書くようだが、これも実態に即して見れば、「膨し葉」ではないかと思うのだが・・・

火にくべた葉が膨れる様子を見たいが、美術館の木だから、小枝にしろ折るのははばかれて、まだ試してはいない^^;
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 18:28
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散歩道の発見 「アカバナユウゲショウ」


散歩していたら、横目にぱっと小さな赤色が飛び込んだ。アカバナユウゲショウが1株あって1輪だけ咲いていた。秋の深まったこの時期は、もう季節をはずしているはずだ。

直径が1.5cmにもならない可愛い花だが、それなりに趣がある。それを「夕化粧」と書くと知れば、いかにも艶めいていて、これが若い女性だったりしたなら、愛おしさも増すというものではなかろうか^^;

花弁が4枚で、アカバナ科の特徴を備えている。マツヨイグサと同じ仲間だが、
「富士には月見草が良く似合ふ」(太宰治)や
「待てど暮らせど来ぬ人を、宵待草のやるせなさ」(竹久夢二)とか
この仲間の花の名には、文学的香りがする。 
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 19:09
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散歩道の発見 「銀木犀と金木犀」


↑ 銀木犀



↑ 金木犀

銀木犀も金木犀も同時に咲くものだと思っていたが、県立館林美術館の隅に1本ある銀木犀は、2週間ほど前に咲いていて、金木犀が咲き出した今は、もう終わってしまっている。

その花を初めて見た時は、これは銀木犀だろうと思いながらも、色は薄いが早咲きの金木犀かと疑った。しかし、こうして画像を比較してみると、銀木犀でよいように思われる。
匂いは金木犀と良く似ているがやや弱いようだ。そのかわり、より甘い香りがするように思う。私はこの木の下を通るのが楽しみで、そばに来ると深呼吸していた^^;
 
金木犀は、昨日まで花芽かなと思って見ていたのが、どの木も申し合わせたように一斉に咲きだすので不思議に思う。
雌雄異株で日本には雄花しかなく、接木で増やしたクローンだからだろうか。

花は雨に濡れると散ってしまうと聞いている。だから、画像は今日の雨の中で撮ったものだ。しかし、まだ咲き出したばかりなのだから、もうしばらくは季節の香りを楽しませて欲しいものだ。
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 20:43
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散歩道の発見 「アサザ」


10月2日のブログでムジナモを取り上げたが、 その時のボランティアジイさんが、私が聞きもしないのに、「あれはアサザだ」とあごをしゃくるように教えたのが、なんとなく気になった。その口振りに、「アンタ、知らないだろう」というような上から目線というよりは、少し自慢げな雰囲気を感じたからだ。

その場所は運動場の水を排出するための水路掘なのだが、アサザにはいくつかの黄色い花が咲いていた。画像はその時に撮ったものだが、今でもまだ咲いている。夏の間から次々に咲くようだ。しかし、このところ朝晩がめっきり冷えてきたので、もうそろそろ終わりになるだろう。

アサザとは何物かネットで検索した。

霞ヶ浦ではアサザプロジェクトというのが、大々的に行われているようだ。アサザ基金というNPO法人が中心となって活動しているのだが、アサザには水質改善効果があるというので、子どもたちも動員して植栽活動を行っているということだ。
なるほど、ジイさんもこうした活動だと言いたかったのだろうか?

ところが、このNPOの活動は詐欺まがいだと、アサザの植栽に反対する学者がいる。アサザには水質改善効果などは全くなく、逆に、葉が水面を覆うことによって、その下に生息する二枚貝などが死滅してしまう。環境改善どころか生態系の悪化を招くことになるという。

ジイさんが小さな水溜りのような場所で、ムジナモの他になぜアサザを育成しているかは知らない。もしかしたら、アサザが絶滅も危惧されるような浮水生植物だからか?
いずれにせよ、ここのアサザがあるところは、もとより、シジミなど生息するような場所ではない。オタマジャクシはいるようだが、アサザによって環境がより悪くなるような場所ではないだろう。

むしろ、ここの運動場を利用する人たちの道徳感を問題にしたほうがよさそうだ。お散歩で通るたびに、タバコの吸殻やペットボトルなどのゴミ放置が気になる。
こういうのは、いったん気になりだすと、よけい目についてしまうようだ^^;
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 20:20
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散歩道の発見 「どんぐり」


↑ シラカシの実



↑ コナラの実



↑ クヌギの実

これらは県立館林美術館にある樹木の実。ふつう、みんなひっくるめて『どんぐり』といっている。しかし、それぞれ特徴があって面白い。
見た目が違うのだから、たぶん味も違うと思う。確かめたいが、残念ながら、私は歯が悪く、リスさんにはなれない^^;

美術館の北から西の土手周りは、シラカシが植栽されている。常緑樹で見た目も良いし、冬の赤城おろしに対する防風のための屋敷林にした、この地方の伝統を取り入れたのだろうか?
ちなみに、コナラとクヌギは落葉樹で、美術館の裏手にクヌギは1本、コナラは数本しかないようだs。

最近、熊さんが里をうろつくニュースが多いが、今年は山に木の実が少ないせいだという。だが、ここのシラカシの鈴なりの実を見ると、その説はなんだか信じ難く思われる。

しかし、山にはコナラやクヌギの樹木は多いが、シラカシは少なかったかしら・・・いちいちキにしていなかったなあ。
そんなふうに思って見てると、ここのコナラとクヌギにも実が少ないような・・・そんな気がしてくる。
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 21:12
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散歩道の発見 「ハナムグリ」


多々良沼公園の松林に、ノハラアザミが咲いている場所がある。どういうわけだか、私の見るところ、細長く1キロも続く松林の西のはずれのここだけのようだ。

そのノハラアザミに蝶がやってくるのは見るが、ある時、カナブンのような昆虫が花にもぐりこんでお食事中。調べてみると、「ハナムグリ」という同じくコガネムシ科に属する昆虫で、花の蜜や花粉がお気に入りらしい。
そのハナムグリにも幾種かあって、これは秋に出る「コアオハナムグリ」というようだ。

ハナムグリは「花潜」で、漢字にすると文学的な雰囲気がしないでもないが、このように潜られては花もめちゃめちゃだ。ノハラアザミにしてみれば、子孫を残せればそれでも良いのだろうが^^;

もっとも、ここにも下草刈りが入って、ノハラアザミも刈られてしまったから、果たして子孫が残せたかどうか・・・。
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 19:06
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散歩道の発見 「トカゲ」


トカゲが地上に出ている松の根の下に入ろうとして、その下の土を掘っているところにでくわした。画像の状態で見始めたので、どうやって掘り始めたのかは分からない。前の手を使ったか、鼻づらを使ったか、かき寄せたように土があるので、掘っているのは間違いないだろう。

こいつが、ニホントカゲなのかニホンカナヘビなのか、詳しくは知らない。東日本ではどちらもふつうにトカゲと呼んでいるということだし、私も特に区別していない。

面白いと思うのは、彼(彼女?)は頭を突っ込んでいるので、私の存在に対して、全く無防備なのだ。
引っこ抜いたら、ビックリすることだろうな。尻尾を切って逃げるかもしれない。
もっとも、私は爬虫類は苦手なので、捕まえてみたいとは思わない^^;

それにしても、なんで潜ろうとしているのだろう?
餌さがし?
台風がくるので避難?
卵を産む場所?
冬眠?・・・まだ、早すぎるだろうネ。
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 17:00
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散歩道の発見 「ムジナモ」


多々良の運動場の北に小さな湿地がある。多々良沼の半分が干拓されたとき、わずかに残された溜池状のものが、使われないまま湿地化したような雰囲気だが、、実は、ここに『ムジナモ』がいる。

これを知ったのはごく最近で、ジイさんがなにやらしていたので、声をかけてみたのだ。彼はどうやらムジナモを守り育てているボランティアだそうだ。最近はメンバーの集まりが悪く、どうやら、孤軍奮闘しているようだ。彼の口振りからそんなことがうかがわれた。



ムジナモは水生食虫植物で、かつては多々良沼に生息し天然記念物にも指定されていたが、1960年代に絶滅し、天然記念物指定も解除されている。環境の変化に敏感な植物らしい。

私も半世紀ほど前、小学か中学生の頃にムジナモという珍しい食虫植物が生息していると教えられ、名前だけは知っていた。
だが、実物を見るのは初めてだ。ジイさんに会わなければ、金魚藻ようなものがあるので、その中で、メダカか何か、他の生物を飼っているのだろうと思ったに違いない^^;

ここのムジナモが、細々と生き続けていたのを再発見して保護しているのか、それとも、他から移植して生育実験しているのかは知らない。
いずれにせよ、役所の音頭とりがあったとしても、ボランティアとして続けるのは大変だろうと思う。

ちなみに、ムジナモはミジンコやイトミミズ、アカムシ(蚊の幼虫)を捕食する。名前の由来は狸(ムジナ)の尻尾に似ているからだという。
author:u-junpei, category:散歩道の発見, 18:18
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