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カラスノエンドウとスズメノエンドウの名前

 

上の画像は、カラスノエンドウの花。大きさは15mmくらい。小さいながらも、マメ科らしい蝶形花が可愛い。

花の根元に蜜腺があって、画像でも、アリが寄ってきている。

 

 

花の後に種のつまった莢ができた。この中の種を取り出して笛が作れる。それで、カラスノエンドウをピーピー豆というそうだ。

これはユーチューブに紹介されていて、昔の子どもは皆んな鳴らせたと言っている。私は昔の子どもではあるが、そもそもピーピー豆と言うことさえ知らなかった。

 

カラスノエンドウは和名でヤハズエンドウという。漢字で「矢筈豌豆」と書くが、小葉の先が少しへこんでいて、弓矢の矢筈の形に似ているからだという。花の先が矢筈に似ているからというサイトを見たが、おそらく、単純な入力ミスか勘違いだろう。

 

 

莢はやがて真っ黒になる。これが弾けて種が散るときに、ピチピチという音がするそうだ。黒い莢がたくさんある場所なら、音を聞く確率も高いだろう。

だが、我が家では、ほんの少し生えてるくらいなので、弾けるのを待ち続けて音を観測するわけにはいかない。

 

さて、本題だが、カラスノエンドウとスズメノエンドウの名は、カラスとスズメの大きさの違いから付けられたのだという。この説では、命名が同時進行ということになろう。

 

私の考えでは違う。二つの似ている植物の大きさ比べ以前に、カラスノエンドウの莢が黒くなったのを見て、「烏野豌豆」という名が付けらたのだと思う。

次に、スズメノエンドウを見て、カラスノエンドウより花も葉も小さいから、「雀野豌豆」と名を付けたのではないか。つまりはカラスノエンドウ先行説とでも言おうか。

 

さらに、「野豌豆」は『野原にある豌豆』という意味のように思える。だが、野豌豆は中国に由来してようだから、違う意味があるのかもしれない。

ちなみに、私は「烏の豌豆」だとばかり思っていた。

 

カラスやスズメの名が冠せられた植物は他にもある。例えば「カラズムギ」や「カラスノゴマ」は、『烏が食べる麦』や『烏が食べる胡麻』ということだそうだ。それにしても、なぜカラスなのだろう。他の鳥でもよさそうだが…。

 

たとえば、「ハトムギ」がある。これは「鳩麦」だが、種子はムギというよりトウモロコシのように丸い粒で、それと鳩がどう関係するのだろうか。

 

他方、スズメでは「スズメヒエ」がある。『雀が食べる稗』だからというが、これも雀でなくても良さそうだ。「カラスヒエ」でもかまわないだろうに…。

 

「スズメノカタビラ」は、小さな花の穂を雀の着る帷子にたとえたものだそうだ。

まあ、いにしえの清少納言も、「雀の子」を小さくて可愛いものの代表に挙げていたくらいだから、植物名にスズメを付けたくなるのは分かるような気がする。

author:u-junpei, category:雑記, 20:20
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