- 落花生の「お昼寝運動」
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2018.05.23 Wednesday
落下生の葉は、夜になると葉が合掌するように閉じる。これを「就眠運動」という。上の画像がそれで、午前0時48分に撮影したもの。
このメカニズムや理由について、学者や専門家は研究しているのだろうが、少なくとも理由については「虫の食害から身を守る」とか仮説の域をでない。
そういう理由なら、どんな植物の葉も同じような行動(?)をとるだろう。
真実は落花生に聞いてみればよかろうが、今のところ、我々人間は落花生とコミュニケーションを取る手段を持ち合わせていない。
上の画像は、午前8時03分に撮影したもの。葉は朝の日差しを受け完全に開いている。葉が開くのは、光合成のために日光を受ける面積を大きくしているのだと説明される。これは合理的かつ常識的な説明で、誰でも納得できると思う。
だが、下の画像はどうだろう。
これは、午後2時51分に撮影したもの。一日のうちで、気温が一番高くなる頃だ。
葉の閉じ方は就眠運動ほど顕著ではないが、やや合掌しかけているのが分かる。
私はこの状況をつぶさに観察しているワケではない。ここ数日間、この様子を見ていて、まず病気を疑った。
だが、上の現象は日中の一時的な時間内に見られるようだ。また、病気ではない証拠に、葉は元の開いた状態に戻る。その時の気温や湿度とかが関係するかも知れないが、それを詳しく調べたら面白いことが分かるかも・・・。
私は家庭菜園を楽しむ人だけの素人であるから、最初は「落花生は日中に葉を閉じる性質がある」と単純に考えた。それでネットで調べてみて、初めて落花生が「就眠運動」をすることを知ったくらいだ。
落花生の「就眠運動」を記載したサイトは、おそらく全てが「夜間の就眠」についてだった。
夜中に観察するくらい熱心なら、日中についても観察しているだろうにと、自分のことは棚にあげたのだが・・・
もしかして、私の育てている落花生のみが特別なのだろうか。あるいは、館林のような暑い地域でのみ起こる現象なのか。または、日差し+暑さ+αがあると起こるのか。
これは落花生自身に尋ねてみないと分からないが、私はとりあえずこの現象を「お昼寝運動」と名付けてみた。私自身もそうだが、そんな時間でもある。
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