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「アメリカシロヒトリ」と「桑の実」採り

 

渡良瀬遊水地に、桑の実を採りに出かけた。

北エントランスから入り、2車線の直線道路を1.5キロほど行くと、旧谷中村への右折路がある。そこを越えて、さらに真っ直ぐな道路が続く。その1キロほどの両サイドが大きな桑の木の並木になっている。

 

驚いたことに、この桑の木のほとんどがアメリカシロヒトリの幼虫のコロニーになっていた。所々ではなく木全体が巣で白くなっていると言っても大袈裟ではない。しかも、この並木は大木だから、凄まじいという表現がぴったりくる。

 

谷中村入り口の手前では、車道の両サイドにある歩道の草刈を大々的に行っていたが、アメリカシロヒトリの駆除の方が優先されるべきじゃないだろうか。

 

 

桑の木は雌雄異株で、この並木では桑の実がなる雌株は5対1くらいで少ない。フツウはどうなのだろうか。

しかも、アメリカシロヒトリは雌株の方に、より多いように思われた。まさか、アメリカシロヒトリが桑の実を好むとは思えないが・・・ 

 

手を伸ばして採れる範囲内にも巣があるので、けっこう気持ち悪い。でも、わざわざ来たからには少しでも採りたい一心で、端まで往復した。

ここで採れた量が少ないので、次に旧谷中村に行ってみた。

 

ずいぶん前になるが、旧谷中村をぐるぐる歩き回り、田中正造たちが決起したという雷電神社や延命院跡も見に行ったことがある。そこへの細道に若い桑の木が植えてあったのを思い出したからだ。

 

思いのほか桑の木が大きくなっているのに驚いた。なるほど、養蚕に使われなければ、成長の早い桑の木は、あっという間に大木になってしまうのだろう。

ここもアメリカシロヒトリにやられていたが、採取に来た人がなかったのか、ようやく、まとまって採ることができた。桑の実酒を作るには十分な量を確保できたが、もう、こんな状況で桑の実採りはしたくないものだ。

 

だが、これも殺虫剤を撒いていないゆえだろう。考えてみれば、アメリカシロヒトリが大量に生存しているということは、かえって、ここの桑の実が安全である証左かもしれない。

 

それにしても、除草に税金をかけるなら、除虫した方がよっぽど良いように思う。なにしろ、このエントランスは車で入っては来るが、歩く物好きはまずいない。多少草が生えても美観を損ねるくらいだ。

上から、アメリカシロヒトリが降って来るような場所は、あまりに自然すぎる。虫嫌いには、あるいはそうでなくても、アメリカシロヒトリの大発生はおぞましくて、二度と来る気にはならないだろう。

 

ちなみに、最近の子ども達は虫嫌いが多い。それも半端でなく怖がる。ほんの小さな虫が教室を飛んでも大騒ぎしている。蝉なんか怪獣みたいな顔で、私は面白いと思うが、彼等には怖くて、捕まえるどころか見るのもダメらしい。そんな中学生の男の子に、上の桑の実の画像を何の虫か分かるかと言って見せたら、卒倒するかと思うほど嫌がっていた。

author:u-junpei, category:雑記, 22:00
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