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来年のヒガンバナ

 

炎が燃えるようなヒガンバナの花も、彼岸過ぎれば急速に死に向かう。

絶世の美女といわれた小野小町が、『花の色も移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに』と詠ったが、花も人間も同じようなものだろう。

 

   彼岸花小町の如く燃え尽きぬ    嘆潤子

 

 

ヒガンバナは花が終われば地上の花茎も枯れる。ところが、三倍体なので種子を作らない。子孫を増やすのはもっぱら地下の根茎で、子孫を増やす養分を作るために、花が終わった後に新しい葉が出てくる。

この葉は翌春になると融けてしまう。だから、ヒガンバナの花は地上からいきなり花茎が立ち上がって咲く。

 

そうやって、生命が循環しているのを見ると、来年もよろしくとエールを送りたくなる。

author:u-junpei, category:俳句, 18:44
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