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蚊逃草の<知性>

 

前回、『植物は<知性>をもっている』という本を取り上げた。

今回は、これに関連する話。

 

上の画像は、我が家の蚊逃草から、刺し枝で増やした2世で、3本試した中で1本だけ根付いたもの。

蚊逃草は寒さに弱く、外で冬を越すのは難しいと、親を購入したときの説明札にあった。せっかく根付いたのだから、だんだん寒くなってきたので、親株と共に部屋の中に入れ、日差しが入るところに置いた。

 

数日すると、植物はこんなにも日の光が恋しいのかと思うくらい、葉が窓の外を向いている。葉が垂直になっている様子は異常なくらい・・・

 

それで、ちょいとイジワルをしてみた。

 

 

180度、鉢の向きを変えてみた。

それから、数日して・・・

 

 

彼は、またも日光が入る方向に向き始めている。

これはどうやって向きを変えているかというと、ウィキペディアでは次のように説明している。

 

『植物の地上部は光の影になる部分に、成長を促す植物ホルモン(オーキシン)を移動させ、日陰側の成長を促すことによって、日の当たる方向に向き、葉などが効率よく光合成できるよう成長する』

 

しかし、この説明は、1枚目の画像で、葉が光の来る方向を向いたときの説明にはなるが、2枚目から3枚目に変わるときの説明になるかは疑問だ。

なぜなら、彼は葉の「首」を反らしたのではなく、180度回転したようなのだ。

 

もちろん、私が観察したのは、数日間で言えば、ほんの一瞬を切り取っただけで、実際に「ぐるっと回った」のを見たわけではないから、本当のところは分からない。だが、「日陰側」の部分が成長して、葉を反らすような運動では説明できないと思う。

 

それに、植物の運動がどういうメカニズムなのかは、仮に「植物ホルモン」で説明できるとしても、「移動させ」たのは植物自身なのだ。

それを、植物の知性と言うか意思と言うかはともかく、人間でも動物でも全ての運動や行動が、いわゆる知性や意思に基づき、自律しているワケではない・・・と蚊逃草を見ながら思った。

 

ちなみに、「蚊逃草」とは人間が勝手に言ってるだけで、彼自身は蚊を追いやる理由はないのだろう。我が家の蚊逃草は、すぐそばに蚊がいても知らん振りで、まるで役に立っていなかった。

author:u-junpei, category:雑記, 22:44
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