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律義に咲いた彼岸花

 

秋の彼岸の頃に咲くので「彼岸花」という。

今年は天候がめまぐるしかったので、どうかと思っていたが、時節通りに咲きだした。

 

毒草であるので、かつて墓場が土葬のころは、動物の害を避けるために周囲に植えられたという。これを別名で「死人花」というのは、まさにその通りで、彼岸に咲くからだけのことではないのだろう。

 

もっとも、毒性は水に何度もさらすことで抜くことができ、球根からはデンプンをとることができるのだという。それゆえ、飢饉のときの貴重な救荒植物なので、ふだんは採られないような場所や田畑の畦に植えられていたのだろう。

我が家に自生するのは、おそらくその名残であるやに思う。

 

「曼珠沙華」という天上に咲く花という縁起の良い名前があって、こちらが本名なのかも知れない。私の好きな花でもある。

 

   彼岸花数輪咲ける日古希迎ふ   嘆潤子   

author:u-junpei, category:雑記, 19:19
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