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シャコバサボテン

 

シャコバは蝦蛄葉で、サボテンの葉(=茎)がシャコに似ているからだという。私は寿司ネタになる生きたシャコを見たことがないので、そうなんだと思うしかない。

 

花がよく似た同類に、カニバサボテンがある。これは蟹葉でシャコバとは葉の様子で区別する。私も蟹なら姿形はわかるが、シャコバは葉に一対のトゲのような突起があるという微妙な区別なので、実際には並べてみないと分からないかも。

もっとも、花の時期が違うので、咲いているときはそれで判断できる。

 

上の画像はシャコバサボテンで、今の時期に咲くので、海外ではクリスマス・カクタスとも呼ばれているそうだ。カニバサボテンの花は2,3月頃に咲く。

どちらも、ブラジルリオデジャネイロ州の高山が原産地で、日本には明治時代に入ってきたそうだ。その当時の栽培種は絶滅したというがどうしてだろう。

 

私のシャコバは春から秋の間は外に出していて、水遣りも適当だった。11月になって花の芽が大きくなりだしたので、寒さには弱いだろうと、部屋の中の日の当たるところに移動した。

ネットを見ると、このサボテンは環境の変化には神経質らしく、ヘタに移動すると花芽が落ちてしまうのだという。知らないというのは大抵は間違いの元だが、我が家の場合は画像のように良く咲いていて花数も多く、結果オーライだったようだ。

近頃は、この隣で日向ぼっこして楽しんでいる。

 

   炎吐くシャコサボテンとタンゴ聴く    嘆潤子

 

author:u-junpei, category:俳句, 23:23
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「野菊の墓」の野菊とは?

 

伊藤左千夫「野菊の墓」に出てくる野菊は、「ノギク」という名の菊はないので、物好きたちの従来の検証では、いわゆる野菊であるカントウヨメナ(関東嫁菜)・ユウガギク(柚香菊)・ノコンギク(野紺菊)に集約されているようだ。

ところが、これらの「野菊」は皆同じようで、どこが違うのだというほど良く似ている。

 

従来の分類では、カントウヨメナやユウガギクはキク科ヨメナ属、ノコンギクはキク科シオン属に分類されていたが、最近のAPG分類靴任蓮△い鼎譴皀轡ン属に分類されているという。

ネットで、これらの花の画像を見比べても、個体差や地域差があるのか、いろいろな画像があり混乱してしまう。区別方法は、葉がどうの、冠毛がどうのと、いろいろ言われているが、ちゃんと間違いなく判別するには、どうやらシロウトには難しいようだ。

 

そこで、学問的にはともかく、小説の設定に沿って判定することになろう。最初に野菊が出てくるのは次のような場面で、正夫が道端に咲いている野菊を採る。

 

『・・・両側の田についているところは露にしとしとに濡れて、野菊がよろよろと咲いている・・・』

 

つまりは、この野菊は湿性地に咲いていることを理由に、その適性があるカントウヨメナやユウガギクだとする者が多い。

 

ところが、私は、むしろ乾いた土地に適性があるという、ノコンギクであるような気がしてならない。

理由は二つある。

まず、正夫は民子を『野菊のような人だ』としているが、その民子は次のように描写されている。

 

『真に民子は野菊のような児であった。民子は全くの田舎ではあったが、決して粗野ではなかった。可憐で優しくて、そうして品格があった。厭味とか憎気とかという所は爪の垢ほどもなかった。どう見ても野菊の風だった。』

 

ここでは、「品格」という言葉に注目したい。少なくとも『・・・よろよろと咲いている』イメージではない。「よろよろ」と表現したのは、朝露に濡れていたからだと思われる。

 

次に、物語の最後のシーンは民子の墓だが、その墓は民子の家の裏門を出て、向かった松林の片すみの「雑木の森」にある。

いわば、山すそのような高台の場所にあるように思われ、少なくとも湿地ではなかろう。

正夫は墓のある周りを見渡し、踏まれたような野菊が咲いていることを知る。そして、7日間通い、その野菊を民子の墓の周囲一面に植える。

 

これらの状況を検証すると、カントウヨメナやユウガギクではなく、山野に広く適性があるノコンギクが相応しく思われる。「野にあって紺色をした菊」という意味だが、私は他の野菊以上に可憐な品格を感じる。

 

上の画像は、我が家に咲いていたもので、私は今年初めて確認した。

これまでは、この菊の前には通りに面して、夏以来オシロイバナ(夕化粧)が茂り、植え込みに山茶花の下枝も這っていたので、その奥に菊が生えているさえ知らなかった。

西日しか当たらないせいか、背丈が低く花も5,6個くらいしか咲いていないが、細長い花弁の紫色は、はっとするほど美しい。

 

私は、この菊の花を見たときに、なぜか「野菊の墓」を思い出した。改めて読んでみると、正夫15歳と民子17歳の青春が胸に迫ってきて、思わずこみあげるものがあった。

時代を越えても、若いというのは良いものだ。たとえ、それがほろ苦いものであったも・・・

 

ちなみに、私は画像の菊を、ノコンギクと同定している。自然に生えた野菊ではなく、花弁が長いので栽培種かもしれない。

author:u-junpei, category:雑記, 20:30
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出来過ぎた話「モズの生贄」

 

前回、『モズの生贄』の話を書いた。

すると、今日の午後、教室にきてみると、カマキリの死骸のあった鉢植えバラのほぼ同じ場所に、アマガエルとおぼしきカエルが刺されていた。

これはモズの仕業だろうか。それとも、人為的に行われたのだろうか。

モズによるものだとすると、とてつもなく変な感じがする。私は前回カマキリについては、モズの生贄説を否定していたからだ。

 

人為的なものだとすると、このカエルの乾燥具合の様子では、この一両日中に行われたように思われる。仮に前からあったとしたら、カマキリの画像を撮ったときなどに気づかないわけがない。

 

すると、塾生とか教室関係者の行為だろうか。

近頃の生徒は、教室に入ってきた小さな虫でさえ大騒ぎする。カエルも入ってくるが、平気でつかめる子はまずいない。さらに、カエルを捕まえてきて、バラの枝に刺す行為が可能である子は、少なくとも現役の塾生には皆無と言ってよい。

私自身はカエルは平気だが、モズの生贄を真似してみるなどという感性は持ち合わせていない。むろん、ブログにあげるためになどという、ヤラセなことは考えたこともない。

 

その他に考えられる者は、『モズの生贄を見たことがない』という私のブログをみて、では教えてやろうじゃないかという好意者(?)の存在だろう。

だが、これには私のブログを読み、かつ、教室まで簡単にこられる地域にいて、この季節になっても、カエルを捕まえられる環境にいる者という限定がつくだろう。

だが、この行為を好意と受け止めるには、私自身はかなりムリをしなくてはならない。それに今どき、こんなヒマ人がいるのだろうか・・・

 

それゆえ、私は、このカエルの生贄は、限りなく人為説ではあるのだが、その対象者が思い浮かばないので、モズの仕業も逆説的にあるのではないかと思い始めてはいる。

 

     怪しさや百舌鳥の生け贄刺し蛙    嘆潤子

author:u-junpei, category:雑記, 16:44
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カマキリの死

 

教室前にバラの鉢植えがある。夏の猛暑はすでに遠く、近頃は頻繁な水遣りはいらなくなった。

それで、花もないので取り立てて注意もせず、上の画像も、枯れた葉があるくらいにしか思っていなかった。

ところが、枯葉を取り除こうと思ったら、なんと、よく見るとカマキリの死骸だった。それも、なんとも微妙な体勢で死んでいる。

 

私は実際を見たことはないが、「百舌(モズ)の生贄」は、捕らえたカエルやトカゲなどを木の枝に刺し置き、冬の保存食にするという。モズはカマキリも生贄にすることがあるのだろうか。

仮にあるとしても、ここは人の出入りもあり、背丈もない鉢植えのバラの木では具合が悪いに違いない。私がモズなら、他の場所を探すだろう。

 

つい先日、自宅でのことだが、水を入れたままのジョウロにバッタが落ちていた。まだわずかにもがき動いているように見え、救い出してみたが間に合わなかった。

この場合は、明らかに事故死と思われる。バッタには気の毒だが、そういう不運な死に方もある。

 

画像のカマキリの場合も事故死だろうか。バラの枝を歩き回っていて、あるいは、羽を広げてる様子から推測すると、飛んで来たとたんにバラのトゲに刺さったという、かなり不運な状況の事故死であるやも知れない。

だが、枝の上という特異な状況ではあるが、季節的に考えると、やはり自然死と考えた方が、妥当な検死判断に思われる。

 

ちなみに、古今、カマキリを詠んだ俳句は多い。

とりわけ、山口青邨はカマキリに特別な興味があったのか、多くの句を作っている。中には次の句のように、画像のカマキリを思わせるものがある。

    

   蟷螂の首かたむけしまま死き

 

カマキリの死骸は、そう頻繁に見られるものではないと思うが、このとき、作者は何を考えたのやら・・・

 

        カマキリの枯葉のように死ににけり    嘆潤子

author:u-junpei, category:俳句, 17:17
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蜜柑は恋の味?

 

山友からミカンをもらった。彼の自宅でとれたもので、去年はほんの数個しか生らなかったのが、今年は鈴生りで、その重さで枝がたわんでいるという。

こういう現象がどうして起きるのか知らないが、自然状態の植物には、不作と豊作と交代期のようなものがあるのかも知れない。

 

多くできた反面、一個ずつは小さい。しかし、採りたてをもらったので、新鮮さは申し分ない。小さいが味も悪くない。

 

   小蜜柑を丸ごと噛めば青き恋     嘆潤子

 

author:u-junpei, category:俳句, 22:56
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柿を吊るす

 

パークゴルフ仲間から、百目柿をもらって来た。

彼のところで柿を吊るしてあるのを見て、私も干し柿を作ってみたくなった。

 

試しだから、2,3個もあれば十分だと言ったのだが、持ってけとご覧のように。

レシピというほどのこともない。皮をむき、35度の焼酎をスプレーした。

乾燥してきたら、指で揉むというのだが・・・

 

私ひとりでは、こんなにあっても困ると思うのだが、干し柿は保存がきくという。

暮れには、食べられるだろうか。

 

  ひと月も先の楽しみ柿吊るす    嘆潤子

author:u-junpei, category:俳句, 18:18
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おんぶバッタ

 

「おんぶバッタ」は小さな♂が大きな♀の背中に乗っている。

幼い子どもの頃は、母バッタが子バッタをおんぶしているのだとばかり思っていた。やがて、ノミの夫婦という言葉を覚えるころになると、♂と♀が交尾しているシーンだと知るようになった。

だが、「おんぶバッタ」というのは俗称で、ショウリョウバッタによく似ているから、それの交尾くらいに考えていた。

 

上の画像を撮ったのは本日午後のことで、画像をよく見ると交尾している雰囲気はある。それにしても交尾時期が長すぎはしないかと、あらためて「おんぶバッタ」を調べてみた。これまでなら私にはどうでもよいことだが、その動機の前に、次のような俳句を作ってみたからだ。

 

   もうじきに冬となるのにおんぶバッタ

 

すると、なんとビックリ、「オンブバッタ」は正真正銘の名前だった。私は、子どものときからこの老齢になるまで、「おんぶバッタ」だとばかり思って来たのだ。

 

さらに困ったことに、オンブバッタが「おんぶバッタ」で見られるのは11月頃までとある。ならば、この俳句の狙いは・・・まあ、知らなかったことにしよう。

author:u-junpei, category:俳句, 18:18
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吉祥草だって!!

 

彼岸花が草立ちになった隣に、葉の様子が里山でよく見る蛇の髭(ジャノヒゲ)に似た小さな一叢がある。それにしては不審で、あるいはハナニラかスイセンの仲間だろうと思っていた。

 

ここは北の路地に面して日当たりが悪く、切り枝の捨て場にしていたのだが、それを少し片付けようとして、ふと見ると、葉っぱに隠れて花らしきものがある。葉をかき分けると、紅紫色した5僂曚匹硫屬諒罎あった。

初めて見る花なので調べてみると、吉祥草だと知れたが、どうしてここに生えているのかは分からない。

 

吉祥草という名の由来は、その家に吉事があると花が開くのだという。むろん俗信だが、近頃は気が滅入りがちだったので嬉しくなった。

ちなみに、吉祥草はユリ科の仲間。

 

   草分けば吉祥草の隠れ咲く    嘆潤子

author:u-junpei, category:俳句, 19:09
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藤の実

 

藤棚にたくさんの藤の実の莢がぶら下がっている。形はソラマメの莢によく似ている。

ということは、中にある実も、食べられるだろうと思った。

ちなみに、藤もマメ科の植物。

 

 

黒い方が完熟した莢だが、そうでないものも、手で折ることが出来ないほど堅い。

もしかしたら、食にするには遅いのかも。

 

 

ナイフで切り開いてみると、黒くなった莢の中身は固く萎れていて、とても食べられる代物ではなかった。

上の画像は、青い方のもので、マーブルチョコくらいの大きさと形をしている。ソラマメの形を予想していたので意外だった。

 

まだ食べられそうなので、炒って試食。

味は・・・まあ、豆の味がする。不味くはないが美味くもない。酒のツマミにと密かな期待をしたが、これなら冷凍の枝豆のほうが良い。

 

調べてみると、藤の実は食べられはするが、有毒でもあるようだ。

たとえば、銀杏はたくさん食べると、小さな子どもなら死ぬほどの毒性がある。だが、藤の実はそれほどでもないらしい。大人なら、腹痛や下痢になるくらいだという。

 

私は、数粒食ったくらいだから、まず大丈夫だろうが・・・心なしか下腹が。

author:u-junpei, category:雑記, 20:30
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「タラの実」酒

 

先月中旬にタラの木に実が生っているのを、ブログに取り上げた。今になり、この後すぐに実を採取していればよかったと後悔した。

実は最初見たときより縮んでしまったのか、3ミリほどの大きさしかなく、1つ1つもぐのが面倒だ。

 

そしてなにより、洗って水分を乾かしていたら、もぞもぞ動く実がある。何だろうと良く見ると、木綿糸くらいの太さで、3,4mmくらいの白い虫がいる。それを5,6匹は取ったが、実の中に潜んでいるヤツは、他にもまだ確実にいるだろう。

 

 

よっぽど、果実酒にするのはあきらめて、捨ててしまおうかと思った。だが、タラの実の果実酒は初体験で、そちらの興味のほうが勝った。

 

まあ、この程度の虫なら、35度の焼酎に漬かっていたら融けてしまうだろうし、小さなハエか何かの蛆虫だろうから、人体に害はない・・・と思う。

他人に飲ませるときは、黙っていよう。

author:u-junpei, category:雑記, 18:00
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